日経平均株価、一時3万8000円割れ 下げ幅1100円超
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB250PL0V20C24A7000000/?n_cid=BMSR2P001_202407250911
25日の東京株式市場で日経平均株価が前日比の下げ幅が一時1100円を超え、取引時間中としては6月17日以来約1カ月ぶりに3万8000円を割り込んだ。前日の米株式相場が大型ハイテク株を中心に急落し、運用リスクを避ける売りが幅広い銘柄に波及した。東京エレクトロンなど半導体関連株が大幅安となり指数を押し下げた。
日経平均は7月11日につけた史上最高値(4万2224円)からの下げ幅が4000円を超えた。ヘッジファンドなど短期の投機筋が主導したとみられる株高基調の巻き戻しが鮮明になっている。
外国為替市場では一時1ドル=152円台後半まで円高・ドル安が進み、トヨタ自動車や日立製作所など海外売上高比率が高い主力株が軒並み安になった。株価指数先物にまとまった売りが断続的に出て相場全体が下げ幅を広げた。
24日の米株式市場ではハイテク株比率が高いナスダック総合指数が4%下げ、テスラやアルファベットなど決算内容が市場の期待を下回った主力企業の株価が総崩れになった。テック株調整の過程で見直されていた中小型株もこの日は下げ、米景気の減速不安も意識され始めている。
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